トライアスロンでの熱中症対策の具体例

トライアスロン大会は、主に春から秋に掛けて行われることが多いのですが、何故だと思いますか?

スイムを行う会場が海や湖という大会では、冬に行うということはまずありません。

寒中水泳ならまだしも、寒すぎて1.5キロも泳ぐどころではなく、場合によっては死んでしまうでしょう。

寒さ対策としてウェットスーツの着用が推奨されたり、必須になったりすることはありますが、それを着ても泳げないと思います。

それに、バイクやランでも、冬の凍結した道路では転倒の危険性もあり、委員会による運営の仕方が問われることになってしまいます。

ということで、一般的にトライアスロン大会は暖かい時期に行われる訳ですが、暖かい故に逆に困ることがありますが、それが熱中症です。

最近の地球温暖化や、エルニーニョ現象、ラニーニャ現象が影響しているかどうかは定かではありませんが、とにかく猛暑になることが多い印象です。

そんな猛暑の中で行われることもあり、自己防衛のため熱中症対策を万全にしておく必要があります。

今回は、熱中症予防として取れる対策の具体例を解説していきます。

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スイムでの熱中症

スイムは水の中ということで、あまり熱中症の心配をする必要はありませんが、注意はしておく必要があります。

よく聞くのが、水中にいるときは、水で冷却されており体温が上がらないから汗をかかない、ということです。

しかし、これは間違いであることが分かってきており、筋肉を動かすことで発熱し汗をかいているため水分が体から出て行きます。

熱中症になりにくいのは、水で冷却されているため低温が上がりにくいためでありますが、脱水になります。

水泳選手はプールに入りながら給水しているように、水の中に居るから、汗をかかないと言う事はありません。

十分にスイム開始前に水分補給をしておき、脱水症状にならないように努めていただくことをお勧めします。

バイクでの熱中症

バイクもひたすらペダリングをしていると、体が熱くなり水分をいくら取っても汗が止まらない、と言う状態になります。

しかし、スイムの時のように、体温上昇は抑えられています。

これは、スイムでは水が、バイクでは空気が冷媒の役割をしているためで、放熱に寄与していると考えられるからです。

夏の暑い日に、汗をかいただけでは涼しいと感じませんが、うちわで扇いだりして風を体に当てると、涼しく感じるという経験をお持ちだと思います。

これが汗が蒸発した際に、体の熱(気化熱)が奪われるのですが、風を当てることでこの放熱がより促進されるため涼しく感じるのです。

バイクでは、数十キロのスピードで走っているため、放熱され続け、結果的には体温の上昇を防ぐことになっています。

なお、汗の元になる水分ですが、バイクには1L程度のドリンクを積むことができるので、補給しながら走行が可能です。

故に汗をかいても、補給できるため、放熱するための条件が揃い体を冷やし続けられると言うわけです。

バイクでは、熱中症ということを聞いたことが殆ど無いのは、このような理由からです。

ランでの熱中症

一番熱中症のリスクが高くなるのが、ランの時です。

主に走るのが舗装路で、気温も高い、直射日光も受けると悪条件が3拍子揃っており、毎年倒れたり、途中棄権する可能性が高い種目です。

本来、マラソン大会は秋から翌春に開催が集中しており、あまり暑い時期には行われません。

理由は、走ることで体が発熱しやすくなるからですが、マラソンの適温は10℃前後と言われています。

春先のマラソン大会に毎年出ていますが、20℃を超える気温の時には、暑さでバテてしまいタイムが落ちました。

スイムやバイクでは、冷媒となるものがあり、効率的に放熱してくれていましたが、気温も下手をすれば体温より高かったりします。

これでは放熱は期待できず、熱はどんどん体の中に溜まっていきます。

舗装路も熱を持っており、直射日光も当たり、最悪の条件が揃うことになります。

この環境下をンニングウェアで走ったらどうなるか?答えは簡単で、気が付かないうちに熱中症で倒れてしまうでしょう。

これを防ぐためには、いかに暑さ対策が出来るかに掛かっています。

道具としては、帽子、サングラス、首に巻く保冷グッズ、バンダナ(水で濡らして後頭部を直射日光から守る)、ベルト式のドリンクホルダが有効になります。

それに、給水所が設けられていると思いますが、のどが渇いていなくとも必ず給水所ごとに、飲用水とスポンジを取ることをお勧めします。

飲用水は言うまでもありませんが、スポンジの水を頭から被ることで放熱に寄与しますし、頭がすっきりすることでパフォーマンスも上がります。

なお、木などで影が出来ているところを走ったりすることでも、結構な違いが出ますので試してみると良いでしょう。

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